「お、じい、ちゃ…え、と…」 柄にもなく全力疾走をしたものだから、職員室に着く頃にはぜいぜいと息を荒げて苦しそうにしているわたしの様子におじいちゃんは少し動揺しながら「ど、どうしたの?」と答えた。 わたしは少し呼吸を落ち着かせるために深呼吸をしてから再び口を開いた。 「昨日の部活が終わってから今日のわたしが鍵を借りるまで、誰か部室の鍵を借りてきました??」 やっとのことでそう聞くわたしにおじいちゃんは意外な答えを返した。