次の日には少し心も落ち着いて、昨日休んだ分を取り返そうと、放課後一人で部室へと向かった。
部室の前へつき、鍵を開けて入室するとなんとなく自分の机に違和感を感じた。
すぐさまその違和感は机の上にあった千切られた紙切れがないことだと気づいて心臓が高鳴った。
いや、昨日の今日でそんなこと…。きっと月たちがどこかに仕舞ってくれたんだと、心臓を落ち着かせて、机の引き出しを次々と開けてみた。
が、どこにも紙切れは入っていなかった。
落ち着かせた心臓が再び嫌な高鳴りを覚えると、勢いよくポケットからスマートフォンを取り出して、文芸部のグループトークを開いた。そして『わたしの破られた原稿用紙、片付けてくれた人いる?』と送った。
すぐさま既読がつき、全員から『NO』の返事がくると心臓の音がさらに鮮明に聞こえてくるのがわかった。
わたしは部室を飛び出して職員室へ向かった。

