「それに、…私は赤ペン先生の正体を知ってる。」
意を決したようにそう言う玲の言葉に2人は「え!?」「はあ!?」と素っ頓狂な声を上げた。
「なにそれ、知ってるんだったら早く言いなさいよ!」
「いつ?いつどこでその人を見たの!?」
そう言い迫る2人に、玲は首を横に振った。
「あの部室に私が一番乗りで行った日。私がドアを開けるとその人はいたの。ちょうど華の机の上に原稿を置いていた。でも私はその人の正体を言うことができない。…貸しがあるから。でも、本当に信じてほしい。」
玲はそう言うと椅子から立ち上がった。驚いて見上げる私たちに「もう何も話せることは無いから。ごめん。」と言い放つと「ちょっと」「待って!」と制止するわたしたちの言葉を無視して玲は颯爽と図書室を去っていった。
「…とにかく玲ではないのかな。」
2人取り残された図書室でぽつりとつぶやくように言うと、月も首を縦に振った。
「多分、ね。」
玲が狂言を吐いている可能性も考えられなくはなかったが、きっと本当に玲ではない。あんなに真っ直ぐな目をして否定をしたのだから、わたしはそれを信じたかった。
だとしたら玲が見た『赤ペン先生の正体』とは…。
一体どこの誰のことで、なんで玲は弱みを握られているのか。
謎は深まるばかりで、それと同時に絶対に暴いてやるという気持ちがより一層強くなった。
意を決したようにそう言う玲の言葉に2人は「え!?」「はあ!?」と素っ頓狂な声を上げた。
「なにそれ、知ってるんだったら早く言いなさいよ!」
「いつ?いつどこでその人を見たの!?」
そう言い迫る2人に、玲は首を横に振った。
「あの部室に私が一番乗りで行った日。私がドアを開けるとその人はいたの。ちょうど華の机の上に原稿を置いていた。でも私はその人の正体を言うことができない。…貸しがあるから。でも、本当に信じてほしい。」
玲はそう言うと椅子から立ち上がった。驚いて見上げる私たちに「もう何も話せることは無いから。ごめん。」と言い放つと「ちょっと」「待って!」と制止するわたしたちの言葉を無視して玲は颯爽と図書室を去っていった。
「…とにかく玲ではないのかな。」
2人取り残された図書室でぽつりとつぶやくように言うと、月も首を縦に振った。
「多分、ね。」
玲が狂言を吐いている可能性も考えられなくはなかったが、きっと本当に玲ではない。あんなに真っ直ぐな目をして否定をしたのだから、わたしはそれを信じたかった。
だとしたら玲が見た『赤ペン先生の正体』とは…。
一体どこの誰のことで、なんで玲は弱みを握られているのか。
謎は深まるばかりで、それと同時に絶対に暴いてやるという気持ちがより一層強くなった。

