「なんかあった?」
新学期になってからこの三日間、顔には出さないようにしていたはずなのに、さすがは小学生のころからの親友だ。
亮には隠し事なんてできないんだな、と諦めたようにわたしは「実はね、」と先生に告白したことを話した。
「ええ!?…いや、ちょっと俺も煽ったけど、そんな単純に乗せられるなんてなあ。」
そんな驚きを隠せない様子の亮に、「単純ってなによ」と突っ込んだ。
「でもね、好きだって伝えたのはいいんだけど…
先生がどう思ってるかとか…わたしはわがまま言うと卒業しても一緒に入れたらいいのになって思うけど、先生はどうなのか、聞いてないし…
告白したときはもう好きだって言えたらいいやって思っていたのに、どんどんわがままになっていって、先生はどう思っているのか知りたくなっちゃったの。」
うつむきがちにそう言うわたしに亮ははあ、と深いため息をついた。
「はなにそんな風に言われるなんて、藤堂の奴うらやましいなあ。」
そう言う亮に自分の無神経さに気づいて「ごめん」と咄嗟に謝った。
亮は「まあこうやって気持ちを打ち明けてくれるだけで嬉しいんだけどさ。」と笑いながら返した。

