「それで、話って何?」
パーティーが終わった後、わたしは部室で作業をしたいいから、という名目で1人部室に残っていた。
「廊下を歩いている途中に華からラインきたからびっくりしちゃった。1人できてなんて言うからさ、みんなに言い訳するの大変だったんだから。」
そういう月にわたしは「ごめんね、」と返すと「冗談よ」と笑って返した。
「華が話があるって自分から呼び出すのなんて初めてだもん。私、嬉しいんだよ。」
そう俯きがちに微笑みながら月はそういった。わたしも「うん」と返して、それからしばらく沈黙が続いた。
月に、言わなきゃ。怖くない。大丈夫。
大丈夫、きっと。
「あのね。わたし、藤堂先生が好きなの。」
自分でも驚くほどか細い声だった。

