あの日溺れた海は、


「あたしらさ、今年もみんなで揃ってパーティできたね…」
 
そう月が自嘲気味に呟くと喬香がブハッと吹き出した。
 
「確かに!誰も彼氏できなかったよね!!」
 

そう言ってゲラゲラと笑う喬香に「わたしはいたけどねえ。」と彩が付け足した。「「ええ!?」」とわたしたちは驚きの声を上げた。
 

「待って、彩に彼氏いたのなんて知らない!」
 

「だって言ってないもの。」
 

「え、いつ別れたの!?」
 

「先月かしらね。」
 

月と喬香の質問にそう呑気に返す彩ちゃんに、いまだに驚きで目をまん丸くして見つめることしかできなかった。