あの日溺れた海は、


気づけば期末テストも何事もなく終わり、流れるように冬休みになっていった。
 
清河さんはあの日から偶然にも顔を合わせることはなかった。
 
先生とは毎日顔を合わせていたけれど、特にあの日のことについて追及されるわけでもなく、それ以外でも特に関わることがなかった。
 
 



 
「Merry Christmas!」
 
「イェーイ!」
 
 
パン、パン、と立て続けにクラッカーが弾ける音が室内に響く。
 
12/24 クリスマスイブ。 

わたしたちは年内最後の部活ということもあり、クリスマスイブということもあり、部室でパーティをすることになっていた。
 

と言っても駅前のケーキ屋さんで買ってきたケーキを食べたり、プレゼント交換をしたり、それぞれ持ち寄ったお菓子とジュースを食べながら雑談するだけなんだけれども。