「きゅ、急に…??」
「だって〜亮くんってあたしの好意に気づいてないっぽいしぃ〜付き合う付き合わないは置いといて意識してもらうことが重要じゃない?」
あっけらかんと言う武田さんにわたしは衝撃を受けた。
でも、言っていることはなんとなく分かる気がする。
全然興味ない人でも好きだと言われたら意識しちゃうかもしれない。
「あ、でもそれならわたしが協力することってある…?」
告白するだけならわたしができることなんて何もないだろう。
それに今は亮とはきまずい関係にあるから…。
「それでも一応明日の成功率を上げるために、わざとはぐれて2人きりになりたいな。…んー。嵐山のお店がたくさん並んでいるとことかいいかしら。」
「それは流石に…先生に怒られちゃうし。」
流石にそう渋るわたし。班員がはぐれたと知られたらこっぴどく怒られるに決まってる。
「いいじゃん。もう私たちも子供じゃないんだよ?何かあればスマホだってあるし、大丈夫だよ。いいよね?」
と呑気に、でも有無を言わせない武田さんの物言いにわたしも伊東さんもただ頷くしかなかった。

