『こんなにたくさん、ありがとうございます。』
もっと先生と話したい。そんな欲が出た。でも、話すことなんて…
そう思いながらチラリと机の上を見て、それから携帯を打ち始めた。
『今回の数学のテスト範囲でわからないところがあるんですけど、教えてもらえませんか?』
今度は高速で送信ボタンを押して、ぎゅっと携帯を握り締めて先生からの返事を待った。
送ってから1分も経ってないくらいで再び携帯が震えた。超高速でロックを解除してLINEを開く。
『今どこで勉強してる。家か。』
『いえ、学校の図書室です。』
『わかった。』
そこでわたしは何と返せばいいのかわからず、文を打っては、違うな…と思って消し、そもそもわかったって、どういうこと?今は時間がないから後でっていうこと?それとも…
そんなことはないと頭を振って淡い期待を掻き消した。

