「─藤堂先生は本日事情によりお休みだから…」
次の日の朝、HRの始まりを告げる本鈴が鳴るなりやってきたおじいちゃんがそう告げた。
まさか休むほど体調が悪くなってしまうなんて…
昨日、わたしにジャケットを貸してくれたから…?それで体冷やして悪化しちゃったのかな…。
申し訳なさで一気にずうんと気分が沈んでいくのと供に、先生のことが心配でたまらなかった。
一人暮らしっていうのは聞いていたし、ちゃんとご飯食べれてるのかな。っていうか、看病してくれる人いるのかな…。そんなに交友関係広くなさそうだし。(失礼)
あ、でも…彼女いるかもしれないよね。
ズキ、と胸に突き刺さるような痛みが襲う。
彼女がいれば、看病してもらえるもんね。
彼女いるのかな。
いるよね、きっと。あんなにかっこいいし。

