最近、回復したばかりなのに…


璃羽都を休ませることは出来ないのかな?


このままじゃ身体を壊すことになってしまうかもしれない…


そう思いながら何も話さず、ただジッーと璃羽都を見ていると


「なんかあったか?」


「えっ?」


急になんでそんなこと聞くんだろ…


璃羽都に声をかけられ不思議に思っていると


「用があったから、俺に話かけたんじゃねぇーの?」


と言われ、璃羽都に話しかけた理由を思い出した。


そうだった!


私…


「さっきからパタパタしてるじゃん?だから、少しでも璃羽都休んだ方がいいんじゃない?と思って…声をかけたんだけど…」


と話していると


「総長!!中学生のヤツらを助けに行った奴らが絡まれたらしいんで、俺ら行ってきていいっすか?」


1つ解決したら、また次の問題がやってくる。


「あぁ。すぐに助けに行ってこい」


これじゃ休めないよね…


他に方法あるかな?と考えようとした時だった。


「そうだな。璃羽都、お前少し休んだ方がいいかもな」


遥輝が横から話しかけてきた。


「遥輝?お前、何言ってんだよ…」


「そろそろ交戦するかもしれねぇーんだ。休んで身体を癒すことも大事だろ?」


遥輝は理由を言い、璃羽都を休ませようとするが


「でも…今の状況で俺が休んだら、誰が指示出すんだよ…」


確かに…。


指示を出す人がいないと…


遥輝が言った通りだな…と思いながら璃羽都を見ると


「俺らがいんだろ?」


突然、隣から声が…