フッと目が覚める。
上半身を布団の上に起こすと、さっきまでの異様なダルさが軽減されて身体が大分楽になっていた。
「お粥と薬のお陰かな……」
ソファーに目をやると、パソコンを抱えたまま楓が寝ていた。
「久々に食べたお粥、美味しかったな……」
卵が入ったお粥が好きな事を、楓は覚えていてくれた。
『料理なんて久し振りにやったから、味の保証はしないよ』
と言いながら作ってくれたお粥は、少し味が薄かったけど凄く美味しかった。
『愛情が籠っていれば、何でも美味しいモノよ』
と照れていた楓を思い出して、フフッと笑った。
「……ぅ……」
私の声に反応したのか、楓が寝返りを打つ。
その拍子に、掛けていたタオルケットが床にパサッと落ちた。
「あ……」
立ち上がり、そのタオルケットを拾って起こさない様にそーっと楓に掛け直してやる。
「ありがとうね……」
――ピリッピリッピリッ!
スヤスヤと眠っている楓の寝顔を見ていたら、突然私の携帯が鳴った。
予想していなかったから、ビクッ!と盛大に身体が震える。
「わわっ!楓が起きちゃう!」
パッ!と携帯を手に取ると、『新着メール1件』と表示されていた。
「メールか……誰?」
差出人を確認した瞬間、今度は身体が硬直する。
「三毛さん……」
三毛さんからのメールだった。
上半身を布団の上に起こすと、さっきまでの異様なダルさが軽減されて身体が大分楽になっていた。
「お粥と薬のお陰かな……」
ソファーに目をやると、パソコンを抱えたまま楓が寝ていた。
「久々に食べたお粥、美味しかったな……」
卵が入ったお粥が好きな事を、楓は覚えていてくれた。
『料理なんて久し振りにやったから、味の保証はしないよ』
と言いながら作ってくれたお粥は、少し味が薄かったけど凄く美味しかった。
『愛情が籠っていれば、何でも美味しいモノよ』
と照れていた楓を思い出して、フフッと笑った。
「……ぅ……」
私の声に反応したのか、楓が寝返りを打つ。
その拍子に、掛けていたタオルケットが床にパサッと落ちた。
「あ……」
立ち上がり、そのタオルケットを拾って起こさない様にそーっと楓に掛け直してやる。
「ありがとうね……」
――ピリッピリッピリッ!
スヤスヤと眠っている楓の寝顔を見ていたら、突然私の携帯が鳴った。
予想していなかったから、ビクッ!と盛大に身体が震える。
「わわっ!楓が起きちゃう!」
パッ!と携帯を手に取ると、『新着メール1件』と表示されていた。
「メールか……誰?」
差出人を確認した瞬間、今度は身体が硬直する。
「三毛さん……」
三毛さんからのメールだった。


