私は三毛さんが見えなくなるまで見送り、部屋の中へ入る。玄関を後ろ手に閉めた瞬間、私は足をバタバタさせながら喜びを全身で表現した。
「嬉しいよ~~~~!!」
本当は叫びたいけどこんな時間に雄叫びなんて上げたら通報待ったなしだからこれくらいで我慢。
やっと……やっと手に入れた三毛さんのプライベートナンバー。知り合って半年、本当はずっと聞きたくて聞けなかった携帯番号がこんなにすんなり入手出来るなんてっ……!
プルプル震える手で三毛さんの番号をディスプレイに表示させる。大げさなんかじゃなく、本当に画面がキラキラ輝いて見える。
「これは宝物だ……」
携帯に頬ずりをする。しながらハタと気が付く。
「これって、特に用事がなくても連絡しても良いのかな?」
しまった。そこは何も聞かなかった。
「連絡網って事じゃない、よね……?」
靴も脱がずに玄関にしゃがんで、う~んと悩んだ。
悩んでいたら急に着信音が鳴ってビクッと体が飛び跳ねる。見てみると三毛さんからメッセージが届いた。
私はそのメッセージを秒で開き画面を食い入るように見る。
『今日は実森さんと紅茶のお話が出来てとても楽しかったです。ありがとうございました。おやすみなさい。』
と言う一文が書かれていた。
シンプルで絵文字なんかないけど、なぜか文章からも暖かみが感じられるメッセージ。
「嬉しいよ~~~~!!」
本当は叫びたいけどこんな時間に雄叫びなんて上げたら通報待ったなしだからこれくらいで我慢。
やっと……やっと手に入れた三毛さんのプライベートナンバー。知り合って半年、本当はずっと聞きたくて聞けなかった携帯番号がこんなにすんなり入手出来るなんてっ……!
プルプル震える手で三毛さんの番号をディスプレイに表示させる。大げさなんかじゃなく、本当に画面がキラキラ輝いて見える。
「これは宝物だ……」
携帯に頬ずりをする。しながらハタと気が付く。
「これって、特に用事がなくても連絡しても良いのかな?」
しまった。そこは何も聞かなかった。
「連絡網って事じゃない、よね……?」
靴も脱がずに玄関にしゃがんで、う~んと悩んだ。
悩んでいたら急に着信音が鳴ってビクッと体が飛び跳ねる。見てみると三毛さんからメッセージが届いた。
私はそのメッセージを秒で開き画面を食い入るように見る。
『今日は実森さんと紅茶のお話が出来てとても楽しかったです。ありがとうございました。おやすみなさい。』
と言う一文が書かれていた。
シンプルで絵文字なんかないけど、なぜか文章からも暖かみが感じられるメッセージ。


