「実森さんもお買い物ですか?」
少し不思議そうな顔で首を傾げる。多分、平日のこんな真昼間にこんな所でショッピングしている事が不思議だったんだろう。
「あ、はい。そーなんです。実は――」
言いかけた瞬間、不意にフワッとお肉が焼ける様な香ばしい良い匂いが漂って、盛大にお腹がぐぅぅぅっ、と鳴った。
「!!」
私は慌ててお腹を押さえる。
「あ、あの、これは……」
必死で弁解しようとしても、鳴ったし聞こえたと思う。
だって、三毛さんがクスクス笑ってるもん。
(ひ~!恥ずかしい!)
恥ずかしさで全身があっつくなる。今、目の前に穴があったら迷わず飛び込んだだろう。いや、むしろ掘ってでも入りたい。
「僕もお昼ご飯まだなんです。ご一緒にいかがですか?」
フフ、と三毛さんが一通り笑ったあと、併設されたカフェを指差す。
「……はい。是非……」
お腹の虫を黙らす為には、それが一番。
私は、あっつくなった顔を押さえながら頷いた。
少し不思議そうな顔で首を傾げる。多分、平日のこんな真昼間にこんな所でショッピングしている事が不思議だったんだろう。
「あ、はい。そーなんです。実は――」
言いかけた瞬間、不意にフワッとお肉が焼ける様な香ばしい良い匂いが漂って、盛大にお腹がぐぅぅぅっ、と鳴った。
「!!」
私は慌ててお腹を押さえる。
「あ、あの、これは……」
必死で弁解しようとしても、鳴ったし聞こえたと思う。
だって、三毛さんがクスクス笑ってるもん。
(ひ~!恥ずかしい!)
恥ずかしさで全身があっつくなる。今、目の前に穴があったら迷わず飛び込んだだろう。いや、むしろ掘ってでも入りたい。
「僕もお昼ご飯まだなんです。ご一緒にいかがですか?」
フフ、と三毛さんが一通り笑ったあと、併設されたカフェを指差す。
「……はい。是非……」
お腹の虫を黙らす為には、それが一番。
私は、あっつくなった顔を押さえながら頷いた。


