私はまず目でそれを楽しみ、視覚的に十分堪能した所で今度は味覚で楽しむ為に、「いただきます!」と手を合わせてチーズケーキを一口頬張った。
フワンッ…、と口の中にチーズの重厚な味が広がる。ベリーのソースを付けて食べると、程好い酸味がチーズの味を引き立たせとても相性が良い。マカロンもサクサクで、良いアクセントになっている。
「んん~~、美味しいっ!」
「本当ですか?良かったです」
私が試食をするのを固唾を飲んで見守っていた三毛さんが、ホッと胸を撫で下ろした様だった。
「これ、お店に出すんですか?」
「ええ、実森さんが太鼓判を押して下さいましたから」
「女の子は喜ぶと思いますよ!可愛いし、美味しいし!」
私があーだこーだとケーキを褒めてると、少し頬を赤らめて三毛さんが「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべる。
その笑顔に、ズキュン!と心臓が射抜かれた。
か、かわいい……っ!!
「このケーキにはしっかりした風味のミルクティーがおススメですよ。どうしますか?」
一通り感想を述べた後、照れていた三毛さんがコホン…と咳払いをして、このケーキに合う紅茶をおススメしてくれた。
「是非ともお願いします!!」
それは飲むっきゃない!と私が敬礼のポーズを取ると、「じゃあ、お作りしますね」と三毛さんが笑う。
まだ少し残っていたミルクティーを飲み干し、三毛さんにカップを手渡した瞬間、雲間から覗かせた太陽の光で三毛さんの左手の薬指が『キラッ――!』と光った。
それを見た私は急に現実に引き戻されて、さっきまで100%に近かったテンションが0%まで急降下する。
フワンッ…、と口の中にチーズの重厚な味が広がる。ベリーのソースを付けて食べると、程好い酸味がチーズの味を引き立たせとても相性が良い。マカロンもサクサクで、良いアクセントになっている。
「んん~~、美味しいっ!」
「本当ですか?良かったです」
私が試食をするのを固唾を飲んで見守っていた三毛さんが、ホッと胸を撫で下ろした様だった。
「これ、お店に出すんですか?」
「ええ、実森さんが太鼓判を押して下さいましたから」
「女の子は喜ぶと思いますよ!可愛いし、美味しいし!」
私があーだこーだとケーキを褒めてると、少し頬を赤らめて三毛さんが「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべる。
その笑顔に、ズキュン!と心臓が射抜かれた。
か、かわいい……っ!!
「このケーキにはしっかりした風味のミルクティーがおススメですよ。どうしますか?」
一通り感想を述べた後、照れていた三毛さんがコホン…と咳払いをして、このケーキに合う紅茶をおススメしてくれた。
「是非ともお願いします!!」
それは飲むっきゃない!と私が敬礼のポーズを取ると、「じゃあ、お作りしますね」と三毛さんが笑う。
まだ少し残っていたミルクティーを飲み干し、三毛さんにカップを手渡した瞬間、雲間から覗かせた太陽の光で三毛さんの左手の薬指が『キラッ――!』と光った。
それを見た私は急に現実に引き戻されて、さっきまで100%に近かったテンションが0%まで急降下する。


