「ひ、日向くん?」

私が顔を真っ赤にし、キスされたおでこを押さえながら訊ねると、日向くんにジッと見つめられた。彼の顔も真っ赤だ。

「一生、最愛ちゃんを楽しませます。最愛ちゃんの笑顔をずっと見ていたい。大好きです。付き合ってくれませんか?」

「えっ?」

すると、日向くんを押し退けて私の前に唯くんが現れる。一瞬で唯くんに両手を包まれてしまった。唯くんの顔はとても真剣だ。

「僕は背も低いし、先輩より歳下だけど、何があってもあなたを守りたいです。幸せにしたいです。だから、僕の恋人になってくれませんか?」

同じ部活の三人から告白されるなんて、今日の占い、そんな結果じゃなかったはずなんだけど……。胸をドキドキさせていると、「俺の方見てよ」と腕を掴まれる。掴んできたのは練くんだ。

彼の方を見れば、彼は顔を真っ赤にしながらも私を見てくれていた。そして、その唇が動いていく。

「好きだ。幼なじみじゃなくて、恋人になりたい。ずっと最愛のこと、愛し続けるから……」

こんなにドキドキしたの、人生で初めてかもしれない。みんな、真剣に想いを伝えてくれた。だから、私もちゃんと返さなきゃ。

「私はーーー」