「あの。翔は?」 おそるおそる八田という人に尋ねる。 「あぁ。翔さんは、次の出番の準備をしているんだ。」 「次の出番…?」 振り向くと、そこには翔がいた。 さっきまでわたしがいたはずのスタジオの中で、ヘッドホンをつけてマイクに向かっている。 「えっ、翔ってもしかして…」 次の瞬間。 翔の歌声が、美しいアニメーション映像と共に流れた。 これが、翔の歌声…?