若旦那の恋は千鳥足

「じゃあ、ここへ呼びなよ。
私、柚希さんに会ってみたい。」

「わかった。じゃあ、言ってみるね。」

私は早速、柚希さんに返信した。
すると、返事がすぐに返って来た。



「柚希さん、今から来るって。」

「わぁ、楽しみだなぁ。」

由香のテンションが上がって、柚希さんについての質問攻めになり、殺し屋かもしれない(?)人のことはうやむやになった。
っていうか、麗華さんと同僚のことも、まだ解決はしてないんだけど。



「あ!」

しばらくして柚希さんがレストランに入って来たから、私は大きく手を振った。
柚希さんも手を振ってくれた。



「わ、やだ。マジでかっこいいじゃない!」

由香が焦った声でそう言う。



「お待たせ。」

「いえ、すぐにわかりましたか?」

「うん、迷わなかったよ。」

「それは良かったです。
あ、こちら、友達の前田由香さんです。
由香…こちらが勅使河原柚希さんです。」

「初めまして。勅使河原です。」

「初めまして。前田由香です。」

なんだか由香、かなり緊張してるみたい。
柚希さんがイケメンだってことは言ってあったのに、信じてなかったのかな?