*
「今日はどこ行きますのんや?」
朝食の席で、お母さんが訊ねた。
「え…そうですね。まずは河原町か嵐山に出て…」
「いや~、このあたりはまわらへんの?」
柚希さんが答え切る前に雪乃さんが口を挟む。
「このあたりですか、このあたりは…」
「そら、うちらにとっては見慣れたもんばっかりやけど、けっこう観光客が来たはるんよ。
ひとみさんも、この子が生まれ育ったとこのこと、知りたいんと違う?」
「は、はい、知りたいです。」
「ほらな。ひとみさんもこう言うたはるし、まずはこのあたりからやな。
あ、もちろん、酒蔵も案内したげるからな。」
「あ、ありがとうございます。」
雪乃さんの言葉の強さに負けたのか、柚木さんは小さく頷いた。
あれ?もしかして、私またいらないことを言ってしまったのかな?
でも、確かに興味はある。
柚希さんがどんなところで育ったのか。
逆に変かな?
私はまだ柚希さんのことをあまり知らないし、先に知っておくべきことはもっと他にあるのかもしれないけど、でも、せっかくの機会だもん。
それに、観光客もよく来るってことは、きっと良いところなんだよね。
すごいよね~
地元が観光地だなんて。
なんだか楽しみだなぁ。
「今日はどこ行きますのんや?」
朝食の席で、お母さんが訊ねた。
「え…そうですね。まずは河原町か嵐山に出て…」
「いや~、このあたりはまわらへんの?」
柚希さんが答え切る前に雪乃さんが口を挟む。
「このあたりですか、このあたりは…」
「そら、うちらにとっては見慣れたもんばっかりやけど、けっこう観光客が来たはるんよ。
ひとみさんも、この子が生まれ育ったとこのこと、知りたいんと違う?」
「は、はい、知りたいです。」
「ほらな。ひとみさんもこう言うたはるし、まずはこのあたりからやな。
あ、もちろん、酒蔵も案内したげるからな。」
「あ、ありがとうございます。」
雪乃さんの言葉の強さに負けたのか、柚木さんは小さく頷いた。
あれ?もしかして、私またいらないことを言ってしまったのかな?
でも、確かに興味はある。
柚希さんがどんなところで育ったのか。
逆に変かな?
私はまだ柚希さんのことをあまり知らないし、先に知っておくべきことはもっと他にあるのかもしれないけど、でも、せっかくの機会だもん。
それに、観光客もよく来るってことは、きっと良いところなんだよね。
すごいよね~
地元が観光地だなんて。
なんだか楽しみだなぁ。



