若旦那の恋は千鳥足

はぁぁぁ~……



テキパキと用事を済ませ、再び、ベッドに横になる。



そして、今日のことを振り返った。



(やっぱり、有り得ない!)



冷静になって考えたら、会ったばかりの人と結婚なんて有り得ない。
そりゃあ、柚希さんのこと、質問してあれこれは聞いたけど、知ってることなんてまだまだほんの一部なわけで…
しかも、それが全部本当のことかどうかもわからない。



会っただけの印象だと、嘘吐きには思えなかったし、感じも悪くは無いけれど、本当のことなんてわかるはずないもん。



でも、仮に騙してるとしても、なんで私?
私はお金持ちでもなんでもないし、騙すメリットもないと思うんだけど。
私がそんなに騙されやすい顔してたのかな?
でも、柚希さんは本当に週末、うちに来るのかな?
来るとしたら、本気で結婚するつもりだってことよね?



(あぁ~!もう、わけがわからない!)



とにかく、しばらくは様子をみるしかないのかも。
私は名前も住所もLINEも教えてしまったんだし、今更、逃げることは出来ないし。



「あ~っ!」



私はあることを思い出して、ベッドから起き上がった。