若旦那の恋は千鳥足





『えーっ!マジ~!?Σ(๑º ロ º๑)』

京都に住むことを麗華さんに伝えたら、麗華さんはかなりビックリした様子で…



「あ、電話だ…」

文字ではまどろっこしいと思われたのか、麗華さんから電話がかかってきた。



「ほんまなん?ほんまに、京都に住むん?」

「はい。クリニックも来月にはオープンの予定です。」

「うわぁ、やった~!
京都やったら、いつでも会えるやん。
また近いうちに遊びに行くわ。
あ、あんたらも来てな。」

「はい、ありがとうございます。」

「あ、ちょっと柚希に代わって!」

私はスマホを柚希さんに渡した。



「え?あぁ、ひとみがこっちに住もうって言ってくれたから。
うん、うん、そうだね。」

柚希さんと麗華さんはそれなりに長い間喋ってたけど、もう焼きもちは焼かないよ。
麗華さんが朝宮さんとどれだけ仲が良いかも知ってるし、麗華さんや柚樹さんのこと、信用してるから。



「うん、わかった。
またその時に連絡するよ。
じゃあね。」



柚希さんは小さな溜め息を吐いた。



「麗華が、家具や家電は大阪で買えって。」

「そうなんですか。」

「行きつけの店があるから、安くしてもらえるんだって。」

「へぇ、それは助かりますね。」

麗華さんって親切だな。
なかなかそこまでしてくれないよね。