若旦那の恋は千鳥足





(良かった~…)



びっくりはしたけれど、柚希さんの優しさを感じられた一日でもあった。



ベッドに横になり、これからのことを考える。



何かないかな?
柚希さんに喜んでもらえること。



(あ……)



漠然と考えていた時、頭の中にある想いが浮かんだ。



(……いやいや、そんなの無理だよ。)



考えれば考える程、難しいことだと思えたし、それが良いことなのかどうかもわからない。



(あぁ、だめだ。決められない!)



すぐには結論が出せないような気がした。
こんな時は眠った方が良さそうだ。



(……寝よ。)



無理に目を閉じた。
いつもならすぐに眠ってしまうのに、なかなか眠くならない。
今日は、テーマパークでもたくさん歩いてるし、疲れてもいるはずなのに…



せっかく、私も気持ちが落ち着いたし、柚希さんと良い関係性が保てそうな感じなのに、そんなことを言ったら、柚希さんを怒らせてしまうんじゃないか?とか、つい余計なことを考えてしまう。
それに、私自身にも不安があった。



(あぁ…もうっ!)



結局、空が明るくなっても全く眠れないまま…
次の朝を迎えてしまった。