若旦那の恋は千鳥足

でも、いつもしてもらうばっかりだな。
なんだか申し訳ないけど、私には柚希さんにしてあげられることなんて何もないから。



「柚希さん…ありがとうございます。
元気が出ました。」

「なら良かったよ。
……今日も自宅に帰るの?」

「え?えーっと……」

「うちにおいでよ。
君がいないと、なんか落ち着かなくって…」

マジ?
そんな風に言ってもらえたら、本当に嬉しいんですけど。



「えっと…それじゃあ、そうします。」

「良かった。
あ、家のことだけど、引っ越した方が良いなら言ってね。
君が望むようにしたいから。」

「良いんですか?」

「もちろんだよ。式のことも、住むところも全部君に任せるよ。」

嬉しいけど、まだプランが全然決まらない。
でも、早く考えよう。
また気持ちがぐらぐらしないように、手早く決めて、結婚しちゃおう。
きっと、それが一番だ。



「じゃあ、そろそろ行こうか。
次はどれにする?」

「もう十分発散出来ましたから、帰りましょう。
スーパーに寄って、買い物して帰りましょうよ。」

「疲れたんじゃない?
どこかで食べて帰った方が良いんじゃない?」

「いえ、料理は好きですから。」

「そう……じゃあ、そうしよう。」