若旦那の恋は千鳥足

結局、意味がよく分からず、説明もうまく出来そうになかったから、今まで通り、ここにいることになった。
私って本当にポンコツだな。
なんだかますます気が滅入って来て…私は、由香に話を聞いてもらうことにした。







「あんた、一人で出歩いて大丈夫なの?」

「うん、まぁね。」

私と由香は、以前何度か行ったことのあるカフェに入った。



「ねぇねぇ、朝宮さんの彼女役のことなんだけどさ…」

「彼女役?……あーーっ!」

「ど、どうしたのよ!?」

「由香、ごめん!
あの話はボツになった!」

「ボツ?何?私じゃダメってこと?」

「違う、違う!実はね…」

私は麗華さんと朝宮さんのことを由香に話した。



「えーっ!そうなんだ。
あ、だから、あんた、一人で動けるようになったんだ!?」

「そうなんだよね。
まさか、二人の間にそんな誤解があったなんて知らなかったからびっくりしたけど、でも、解決して良かったよ。」

「本当に良かったよね。
でも、朝宮さんの彼女役はやりたかったなぁ。
楽しみにしてたのに。」

「ごめん、ごめん。
今夜のスイーツ、私がおごるよ。」

「やったね!」