若旦那の恋は千鳥足





「うん、とても美味しいよ。」

今日は早速、カレーうどんにチャレンジした。
カレーうどんって普段あんまり食べないし、しかも、関西風だから、ちょっと緊張する。



「関西風の味になってますか?」

「うん、バッチリだよ。
ただ…」

「何か?」

「これは、お店のカレーうどんだね。」

「お店の?」

どういうことだろう?
お店のってことは上手くできてるってことじゃないのかな?



「あのね、大阪ではカレーライスをした次の日に、カレーうどんを食べることが多いんだ。
だから、カレーうどんの中にじゃがいもやらにんじんやら、具材が入ってるんだよ。
そういうカレーうどんにした方が、もしかしたら、家庭の雰囲気は出るかなって思うわんだけど、どう思う?」

へぇ、二日目のカレーをカレーうどんにするんだ。
知らなかったよ。
じゃあ、それを出そうと思ったら、前日から煮込んどかないといけないね。



「家庭の味の方が良さそうですね。
二日目のカレーで作ることにします。」



そんな風に柚希さんとやり取りを交わしながら、私は毎日関西風の料理を作り続けた。
そして、ついに食事会の日がやって来た。