若旦那の恋は千鳥足





「……どう…ですか?」

「うん、美味しいと思うよ。
あと少し、だしが効いてても良いかな?」

「わかりました。ありがとうございます。」



次の日から、関西風の味付けの特訓をした。
私が関西風のごはんを食べたのは、柚希さんの実家に行った時だけだから、あとはネットで調べてそれなりに作ってみたのだけど、そう簡単にはマスター出来そうにない。



「あ、しょう油は薄口醤油を使ったらどうかな?」

「あぁ~…確かにそうですね。
明日買ってきます。」

「それとね、うどんを作ったらどうかな?
麗華はカレーうどんが好きなんだ。」

「そうなんですね。じゃあ、明日はカレーうどんを作ってみますね。」

大変といえば大変だけど、その反面、とても楽しい。
元々料理は好きだし、しかも、柚希さんに食べてもらえるんだから。
照れ臭いけど、まさに、新婚さんみたい。



柚希さんは、感想もしっかり言ってくれるから、とても助かる。
なんでも美味しいって言ってくれるより、作り甲斐みたいなものがあるよね。
これからももっといろんなメニューを覚えたいし、もっと料理がうまくなりたいし。