若旦那の恋は千鳥足

そのことをきっかけに、なんだか朝宮さんと柚希さんは仲良い感じになって…



おかしいでしょ。
すごく気まずい関係のはずなのに、なんでそんなににこやかなのよ。



「僕も麗華も好き嫌いはほとんどないけど、朝宮さんはいかがですか?」

「はい、僕も特にはないですよ。強いて言うならセロリとかパクチーとかが苦手かなぁ。」

「確かに、香りがきついですならね。」

「はい、どうしても食べられないという程ではないんですけどね。」

あ~あ…談笑してるよ。
なんてこった。



「じゃあ、逆に好きな料理はありますか?」

「そうですね。卵料理が好きですね。」

「ひとみは、オムライスやオムレツも上手ですよ。
かき玉汁も美味しいです。」

「へぇ、それは楽しみです。
麗華の家はご両親共にお医者さんですから、家庭の味を知らないんです。
子供の頃から、デリバリーか外食やお弁当ばかりだったみたいですよ。」

そっか~
麗華さんのご両親もお医者さんなんだね。
それじゃあ、お母さんも家事なんてやってられないよね。
その点、うちのお母さんは専業主婦だったからね。
逆に私は外食に憧れてたけど。