若旦那の恋は千鳥足

「そうですか…
そりゃあ、そうですよね。
そんなことに子供を使っちゃ駄目ですよね。すみません。」

朝宮さんも真面目だな。
って、私がいいかげんなのかな?



「どうしたら、麗華は諦めてくれると思いますか?」

「難しいですね。
とにかく、麗華は納得してないみたいです。
失礼なことを言いますが、ひとみさんが勅使河原さんにつり合わないって…麗華は言うんです。
私はひとみさんに負けてるところなんてないって…」

「え……?」

あれ?
なんで、三人共何も言わないの?
いや、わかってるよ。
パッと見ただけでわかったよ。
うん、麗華さんの大勝利。
私、適う要素なし。



「あの…柚希さんは、ひとみのどこが好きで結婚しようと思われたんですか?」

「え…?」

あらら、柚希さん、いつになく慌ててるよ。
っていうか、由香…遠慮なしだね。



「それは…その…
まぁ、言ってみれば、運命みたいな…」

柚希さん、確か前にもそんなこと言ってたけど…
それって一体、どういうこと!?



「運命ですか…
見た目とか、そういうものには目が行かず、魂に引き寄せられたんですね。」

「まぁ…そういう感じですね。」

朝宮さん…なんか、さりげな~く私の事、ディスってない?
見た目に目がいかなかったから惹かれたってこと!?
失礼なんですけど~!