叶わぬ恋

今日は、小学校4年生の二学期が始める始業式。でも美希の心は沈んでいた。なぜなら、大親友の真希が転校してしまうからだ。
近くの別の小学校だが、美希にとっては、ずっと一緒にいて欲しい親友だった。

その時、学校で声をかけてくれたのが瞬だった。

瞬)元気出せよ。どうせ、会いたいと思えば、すぐ会えるんだからさ。

瞬は、元々真希の彼氏だったのだ。しかし、あまり悲しまず、前向きに話していた。美希にとっては、羨ましい存在だった。

美希)うん。会えるもんね。ありがと瞬。

美希はこの時、もう決まっていたのかもしれない。
恋に落ちてしまうことを。