三井秋良(みついあきら)
高校3年
17歳


あれ以来、俺はずっと彼女のことばかり考えていた。


「三井くん…入学した時から好きでした。付き合って下さい。お願いします。」

昼休み、俺は他クラスの女の子に呼び出され、体育館裏に来ていた。

毎回断る言葉は決まっている。

「ごめん…俺好きな人いるから。」


これが俺の

告白を断る決まり文句。