ぴーまんじゃなくて、ぴーめん

放課後になって、いそいで蓮を迎えにいく。

「れー…」

「なにそれ笑笑 蓮くんって本当、面白い〜笑笑」

美麗ちゃんと蓮が楽しそうに話していた。

「俺も一緒にいて楽しいよ!」

「嬉しい。」

「俺も…」

「…ねえ……」

だんだんと静かになってきて、2人とも真剣な目で見つめあっていた。

嫌な予感がした。

その時、美麗ちゃんが、静かに口を開いた。

「ねぇ…蓮くんはさ…わた…「蓮!」」

2人が同時に、私を見た。

「お、おお。一花!帰ろうか!!美麗、ま、また明日な!!」

「う、うん!!」

2人とも、照れてている感じがした。

「急ごうよっ。」

この空間にいたくなくて、蓮をせかす。