ぴーまんじゃなくて、ぴーめん

朝になった。

今日はいつもより頑張ったから、蓮に会うのが楽しみ。

「蓮、おはよ!」

「おはよ!…って一花、なんか今日いつもより可愛くね?」

「そ、そう?」

嬉しすぎて、つい照れちゃう。

「うん、しかもいい匂いするし。」

「あ、ありがと。」

「いつもの一花も良いけど、こっちの一花も好きだわ!笑笑」

好きっていう言葉に心臓がドキドキする。

朝から頑張ってよかった!!

学校に着いたけど、私はまだうかれたまま。

「一花おはよー、ってなんか今日いつもより、めっちゃ可愛くない?」

「陽菜おはよー!ありがとう!」

その時クラスの女子が、私たちの方に来た。


「ねぇねぇ、一花と陽菜〜!明日、祝日だからクラスのみんなで遊ぼうってなってるんだけど、明日どうかな?」

明日は何にも予定なかったはず。

「私は大丈夫だよ!」

「ごめん、私は彼氏と先約があるからパスで!」

そうなんだ。

寂しいな。

でも、クラスみんな仲良いし楽しみ!

クラスの女の子が、鈴野くんを誘った。

「鈴野くんも来る?こういうの、来たことないけどたまには来てみない?楽しいよ!!」

「行く」

え、意外。

こういうの来ないと思ってた。

明日も、今日みたいに頑張っちゃおうかな!