死んでしまった彼との話

仕方がないことだ、私は、幽霊を好きになったのだ。
そんなの、叶うわけがないではないか。
たとえ生霊であろうとも、叶うわけ、ないではないか。

「う、うう、うっ、せんっ、せんぱ…水無月…せんぱっ、う、」

涙が止まらなくて、言葉が出なくて、ただ、そっと膝を抱えた。