死んでしまった彼との話

いよいよ文化祭当日になった。

「やっぱり…私、家で待ってますよ…」
「だーーーめ!一緒にまわるのです!」
「でも……」

そんなやりとりが続きながらもとうとう学校の前までついた。

「わぁっ…たくさん…お店がありますね水無月先輩!!」
「っ、はっ、はい…ですね」

楽しみにしていた文化祭だ。たくさん先輩に話しかけるし、たくさん楽しむ。そう決めた!

「〜〜で〜!」
「ですね」

⿻*⌖.:˚◌˳˚⌖

「え?四月一日さんひとり事言いながらなにしてるの?」
「あっ、須藤くん…いや、独り言では…「四月一日さん!「水無月先輩……」
「水無月…先輩?」
「あっ、いや、空想の彼氏なの…」
「…!?」
「!!?」

しまった…たとえごまかしであろうとも、彼氏発言はまずかったか?!

「四月一日さんの彼氏なら俺がいるのに?」
は?「は?」

でた〜須藤くんのアホ発言…水無月先輩に勘違いされるからやめてよ……。

「私、須藤くんにかまう暇ないから…では、失礼致します」
「えっ、ちょ、ちょっと…」

ガン無視〜〜〜
やっぱああいう人にはこのやり方しか勝たん〜
かたんしかガン無視〜!