それからというものの、月日は流れ、7月になっていた。
「相変わらず、水無月先輩は成仏できてませんね〜」
「ですね〜」
他愛のない会話というべきか、ただ、現実逃避をするためだけのそれは今日も変わらず続けられた。
水無月先輩は大きな変化はないものの、以前と比べて自然になったというか何というか…明るく…なった。
それに比べ私はというと、水無月先輩と話す時間以外は全ていらないものに感じて、毎日をダラダラと下を向いて生きている。
もうすぐ、文化祭だ。
「水無月先輩は文化祭きます?」
「行きたいけれど……」
「何か都合が悪いことでも?」
「そうじゃなくて…一緒に回れないよなーって…」
「え?」
「……」
ああ、彼が幽霊だからか。
すっかり忘れていた。さっきまで「成仏できてませんね〜」なんて言っていたのに。
でも、
「相変わらず、水無月先輩は成仏できてませんね〜」
「ですね〜」
他愛のない会話というべきか、ただ、現実逃避をするためだけのそれは今日も変わらず続けられた。
水無月先輩は大きな変化はないものの、以前と比べて自然になったというか何というか…明るく…なった。
それに比べ私はというと、水無月先輩と話す時間以外は全ていらないものに感じて、毎日をダラダラと下を向いて生きている。
もうすぐ、文化祭だ。
「水無月先輩は文化祭きます?」
「行きたいけれど……」
「何か都合が悪いことでも?」
「そうじゃなくて…一緒に回れないよなーって…」
「え?」
「……」
ああ、彼が幽霊だからか。
すっかり忘れていた。さっきまで「成仏できてませんね〜」なんて言っていたのに。
でも、

