6月、
学校の帰り道変な人に出会った
「うーん?」
雨が降っているのに傘も刺さないで、電柱の下でしゃがみこんでいる男の人。
やばい系の人かなと思い、足早に通り過ぎようとしたとき、
「あの、えっと…」
話しかけられてしまった。
「今年って何年ですか?」
「はい…??」
ジャケットを掴まれた先に見えた顔は、なんだかぼわぼわしているもののとてもきれいな顔立ちだった。ん?ぼわぼわ…?
「2021年です…よ?」
「そうなんだ………」
そうつぶやいた彼はさらにぼわぼわが増し、輪郭が見えなくなっていった。
「…??!」
学校の帰り道変な人に出会った
「うーん?」
雨が降っているのに傘も刺さないで、電柱の下でしゃがみこんでいる男の人。
やばい系の人かなと思い、足早に通り過ぎようとしたとき、
「あの、えっと…」
話しかけられてしまった。
「今年って何年ですか?」
「はい…??」
ジャケットを掴まれた先に見えた顔は、なんだかぼわぼわしているもののとてもきれいな顔立ちだった。ん?ぼわぼわ…?
「2021年です…よ?」
「そうなんだ………」
そうつぶやいた彼はさらにぼわぼわが増し、輪郭が見えなくなっていった。
「…??!」