「私、どこにも行かないから。ずっとずっと和人君の側にいさせて?」
私は和人君に言う。
「優依さん…」
「俊也の事はもういいの。」
もう
恋愛感情はないんだ。
和人君に出会っちゃったから……
「俺、優依さんを守ります。」
和人君はそう言うと私を抱き寄せた。
「か、和人君っ…」
ここ学校……
「ずっと一緒です。」
和人君が言った。
和人君に心が動いてく。
私は
この恋を手放したくない……。
《今までありがとう。
私は和人君と幸せになるよ。
だから俊也も幸せになってね。
大好きでした。
優依》
家に帰ると俊也にそうメールを送った。
返信は無かったけど、それから俊也に会う事はなかったから…
解決したんだと思う。
俊也の事が片付いた。
だけど……


