「……一途かぁ。」
和人君はずっと私の事…
なのに私は
まだ気持ちが不安定で…
和人君を不安にさせるかもしれない。
それでも…
ずっとずっと隣にいたくて……
――放課後…
私は和人君と帰る。
和人君と普通に楽しく雑談して帰ってた。
だけど
……え……
校門の前には…
「……俊也…」
私は校門の前で立ち止まる。
俊也は私に気付くと私を見る。
どうしよう……
私は和人君の手をギュッと握る。
すると
「優依、誰?そいつ…」
俊也は私に聞く。
「い、今の彼氏…」
私はそう答える。
「なんでそいつ?俺の事もう忘れたのかよ?」
俊也は私に聞く。
言葉が返せない…
忘れたわけじゃない。
でも
今は………。


