「優依さん。」
和人君が私を見つめる。
私も和人君を見つめる。
すると
………!
和人君が私の唇を突然奪った。
ドキドキした。
すごく……
優しくて甘くて……。
「か、和人君…」
キスが終わると私は下を向く。
顔真っ赤かも。
「それ以上はもう少し先ですね。」
和人君は私の頬に触れ言う。
私は和人君を顔を上げて見る。
和人君は私の頭を撫でる。
「優依さん顔真っ赤で可愛いですね。」
和人君が笑って言う。
「か、可愛いだなんて…」
私が言うと和人君は突然私を抱きしめた。
「絶対に離しませんから。」
和人君が言った。
和人君……
私は頷く。
私が頷くともう一度和人君は私にキスをした。
今日は本当に和人君にドキドキしたよ。
和人君を弟とかじゃなくて一人の男の子として見てるって分かった。


