映画ではかなり泣いた。
恋愛系の映画だ。
和人君は私の手をずっとギュッと握っててくれた。
「大丈夫ですか?」
映画が終わると和人君は私にハンカチを渡し聞く。
「ありがとう。私、泣きすぎだね。」
私は和人君に借りたハンカチで涙を拭く。
「いいんです。優依さんの泣き顔、可愛いですし。」
和人君が笑って言う。
「……え……」
――ドキッ
か、可愛い!?
「あ、つい言ってしまった…」
和人君は顔を明らめ言う。
そんな和人君は可愛い。
「あはは。ありがとう。」
私は笑って和人君に言った。
それからは二人でショッピングモールに行ってあちこち回ったり、お昼を食べたりプリクラを撮ったりした。
和人君といる時間は幸せで。
ドキドキする事もある。
私は和人君を好きになってってるみたいだ。


