「和人君、ありがとう…」
私は笑って言う。
私が言うと和人君は笑った。
突然訪れた出会い。
私は思い出せなかったけど…
和人君とは二度目の出会いだ。
この出会いに何か意味はあるのかなぁって思った。
「優依さん、俺…次移動教室なんで行きます。」
お昼ご飯が終わり、少し話すと和人君が言う。
「……そ、そっか。」
もう行っちゃうのか…。
すると
――チュッ
………!?
和人君は私のおでこにキスをした。
「優依さん、バイバイ。」
和人君はそう笑って言うと教室を出た。
私はおでこに手を当てる。
顔が熱くなる。
和人君に惹かれてる。
突然彼は現れて…
私の心を動かしてく。
好きになるから…。
和人君の隣がいい…
気がついたら俊也より和人君の事を考える事が多くなってた。


