だけど
「俺は優依さんが良いんです。他の人なんて見れません…。」
和人君は私を真っ直ぐ見つめ言った。
――ドキン
和人君……。
「……うん…。」
「優依さんだけですから。俺は優依さんの隣にいれればただそれだけでいいんです。」
和人君に…少しずつ
心が動いてるのが分かった。
私より年下なのに
しっかりしていて…
優しく私を包み込む和人君。
そんな和人君に少しずつ惹かれていってる。
「ごめんね、変な事聞いて。私、不安なんだ。こんな地味でだめな女だから。」
私は和人君に言う。
すると
「俺には優依さんは1番のいい女ですよ?だから不安にならないで下さい。」
和人君はそう言うと私の頭を優しく撫でた。
――キュン…
和人君…。
私の痛んだ心は少しずつ和らぐ。
和人君と幸せになりたいって本気で思った。


