私と君の関係 *学園の王子は婚約者様!?*



 藍斗が行ってから俺は頼まれた仕事をこなした。


 まあ、チェックとかだけだからそこまで時間はかからない。


 それにほとんど藍斗がしっかりこなしてるし、生徒会のメンバーもみんな優秀だから今年1年間は俺何もしなくてもいいくらい。


 副会長の役割と言えば、生徒会長の補佐と、集会や行事の進行とかその辺り。


 藍斗はこういった式とかにフルで出ないといけないから大変だよな。



 …………と、これで終わりだな。


 最後の資料をチェックし終わり、言われた仕事は全てクリアした。


 時間的にそろそろ式も終わる頃。


 生徒会室に特別設置されているコーヒーメーカーでコーヒーを入れている頃、ちょうど藍斗が帰って来た。


「おっ、いいなー。俺にも入れてー」


「ん。了解」


 労いの意味も込めて藍斗にもコーヒーを入れてやる。


 本当は早く帰りたいけど、華音も一緒に帰らなければいけないからHRが終わるまでは帰れない。


 ま、藍斗も同じような感じでまだちょっと帰れない。


 HR終わるまであと1時間ないくらいか?


 あぁ、早く帰りたい。