「なっ、何でまたこんなっ!」 どうして部屋にベッド置いてくれないの!? 寝る時くらい静かにしたいのに! 「まあ、幸い部屋のソファもでかいし、俺そっちで寝るよ」 「えっ?」 「ここのベッド、華音が使っていいよ」 またあの嘘くさい笑顔を浮かべて笑う。 それ、やめてって言ったのに……。 優しさなのか、それとも私に関わりたくないのか。 どちらかは分からないけど、さすがに私だけがおんな大きなベッドを使うのも申し訳ない。 「…………に、しょ……」 「え、なんて?」