廊下に出ると、左側の部屋はチェックしたのか開けられていた。
覗いてみると、その部屋は和室になっている。客間なのか必要最低限の物が置いてある程度。
最後に残るのはあの角を曲がった所にある部屋。
そっとその部屋に近づき、中を見てみると。
「……っ!?え、嘘でしょ!?」
入ってすぐに見えたのはキングサイズのベッド。
そしてその前に立ち尽くしている颯真。
これってもしかしなくても……!!
「寝室は一緒ってことみたいだな」
颯真は溜め息をつきながら言うと、勢いよくベッドに腰掛けた。
寝室は一緒、そう言われても状況を上手く飲み込めない。
これはもしかしなくても一緒に寝ないといけないってこと……。

