私と君の関係 *学園の王子は婚約者様!?*



 颯真達のチームが優勝したことで、総合優勝は3年2組に決まり、藍斗くん達のクラスは次いで2位。


 私達1年1組は、割とみんな頑張っていたらしく、1年の中では1位という結果に終わった。


 やっぱり各競技の上位には、3年と2年の経験者やガチ勢集めのチームで固めてた猛者達が残ってた。


 莉奈はちょっと残念そうだったけど、来年こそは!って今から燃え始めてる。


「それに、まだ体育祭もあるもんね〜♪」


 と、この調子。本当に莉奈は運動が好きなんだなぁ。


 私はなるべく目立たないように!をもっとうにこれからも頑張らないとね。



 なんてしている間に全校生徒が集まり、そのまま表彰式が行われた。


 優勝したクラスの代表として、颯真と生徒会書記の丸井先輩がトロフィーと賞状を受け取りに行っていた。


 2人が前に出ている時、周りからコソコソと話し声が聞こえてくる。


「やっぱりあの2人、お似合いー!」

「颯真様はみんなの颯真様であってほしいけど、葉月さんなら文句の付けようがないよね〜」

「生徒会役員だし憧れる!」


 そんな声を色々な所で聞く。