俺の役目は、実行委員にしてもらうことを決めること。
当日の流れやそれまでの準備、実行委員会の時に決めてほしいことや必要な物があれば教えてほしいことなどをまとめる。
…………と、まあ。こんなもんかな。
パソコンに打ち込んだ内容をもう一度見直してからファイルに保存する。
これで一応俺の仕事は一段落したからコーヒーをいれることにした。
コーヒーをいれている途中、クラスの名簿が目に入った。
…………1年1組。
華音はいったいどの種目に出るんだろう。
何か勝手なイメージだけど球技とか苦手そう。
とか言って意外に出来るとか?
それか、目立ちたくないとか言って上手く逃げ回ってそうだな。
なんて、俺はここにいない華音のことを無意識に考えてしまっていた時。

