火事場の馬鹿力なのか、知らなかっただけで私の前世はゴリラか何かだったのか、保健室に辿り着くのは本当にあっという間だった。
両手が塞がっていたので、お行儀が悪いとは思いつつ足で保健室のドアを開け、養護教諭の先生と一緒に穂花ちゃんを空いているベッドに横たわらせる。
ようやく一息吐ける状況になって、改めて自分の行動に苦笑いを漏らした。
お姫様抱っことか、少女漫画じゃないんだから。これ、教室戻ったら絶対にネタにしてからかわれる。
そう考えた途端、教室に戻るのがちょっとだけ嫌になった。
そうだ。今のうちに、飲み物の一つくらいは買っておこう。
保健室を一旦出て、近くの自動販売機に小銭を投入する。残念ながら軽口補給水なるものは売っていなかったので、少し考えてからミネラルウォーターとスポーツドリンクのボタンを押した。余ったら私が飲めばいい。
再び保健室へと戻ると、閉ざされたカーテンの向こうから、先生が出てきたところだった。
「先生、穂花ちゃんは……」
無言で促され、カーテンを開けて中に入る。ベッド上の穂花ちゃんは、まるで眠り姫のようにぐっすりと眠っていた。
両手が塞がっていたので、お行儀が悪いとは思いつつ足で保健室のドアを開け、養護教諭の先生と一緒に穂花ちゃんを空いているベッドに横たわらせる。
ようやく一息吐ける状況になって、改めて自分の行動に苦笑いを漏らした。
お姫様抱っことか、少女漫画じゃないんだから。これ、教室戻ったら絶対にネタにしてからかわれる。
そう考えた途端、教室に戻るのがちょっとだけ嫌になった。
そうだ。今のうちに、飲み物の一つくらいは買っておこう。
保健室を一旦出て、近くの自動販売機に小銭を投入する。残念ながら軽口補給水なるものは売っていなかったので、少し考えてからミネラルウォーターとスポーツドリンクのボタンを押した。余ったら私が飲めばいい。
再び保健室へと戻ると、閉ざされたカーテンの向こうから、先生が出てきたところだった。
「先生、穂花ちゃんは……」
無言で促され、カーテンを開けて中に入る。ベッド上の穂花ちゃんは、まるで眠り姫のようにぐっすりと眠っていた。

