最後はやっぱり観覧車だよね的なノリで乗った観覧車の窓から、遠ざかっていく外を眺める。
夕暮れに染まった遊園地は、まるで精巧なミニチュアみたいだ。ラストを飾るゴンドラでは、名残惜しい空気が流れていた。
二人を仲良くさせるという目的は、果たして達成されたのだろうか。二人共結構楽しそうにしていたけれど、イコール仲良しかと訊かれたら、自信を持ってイエスとは言えない。というか、後半はその目的すら忘れかけていた。そろそろ、自分の記憶力が心配になってくる。
何はともあれ、大きな事件が怒らなくてよかった。
「ねぇ」
隣に座っていた湊の呼びかけに振り返る。それと同時に、顔の近さに方が跳ねた。ボックスシートのスペースは高校生二人が腰掛けるには充分過ぎる筈なのに、やたらと距離が近いのは、気のせいだと信じたい。
「そろそろ頂上だよ」
もうそんなに昇っていたのか。狭く小さな空間が、きらきらしたピンクレモネード色のヴェールに包まれた。
夕暮れに染まった遊園地は、まるで精巧なミニチュアみたいだ。ラストを飾るゴンドラでは、名残惜しい空気が流れていた。
二人を仲良くさせるという目的は、果たして達成されたのだろうか。二人共結構楽しそうにしていたけれど、イコール仲良しかと訊かれたら、自信を持ってイエスとは言えない。というか、後半はその目的すら忘れかけていた。そろそろ、自分の記憶力が心配になってくる。
何はともあれ、大きな事件が怒らなくてよかった。
「ねぇ」
隣に座っていた湊の呼びかけに振り返る。それと同時に、顔の近さに方が跳ねた。ボックスシートのスペースは高校生二人が腰掛けるには充分過ぎる筈なのに、やたらと距離が近いのは、気のせいだと信じたい。
「そろそろ頂上だよ」
もうそんなに昇っていたのか。狭く小さな空間が、きらきらしたピンクレモネード色のヴェールに包まれた。

