涙色に「またね」を乗せて

予想通りとはいえ、こうもはっきり断られると胸に響くものがある。



「そんなこと言わずにさ! お願い!」


両手を合わせて頼んでも、首を縦には振ってくれない。


「だから嫌だってば」

「何で!」


いくつかの押し問答の後、一向に引き下がろうとしない私に苛ついたのか、うんざりしたように息を吐く。その流れに乗って、吐き捨てるというより投げ捨てるような口調で言った。



「大体さ、僕が断ったって、三人で行ってくればいいじゃん。どうしてそんなに四人にこだわる訳?」


「だけど、皆で行った方が楽しっ……」


「世の中には、混ぜるな危険って言葉もあるでしょ」



ぐぅ、と奇妙な唸り声が上がる。返す言葉が見つからなくて、窓と窓の間に沈黙が訪れた。その上、続いて発せられた援護射撃は、更に私の心を抉るものだった。